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すごいデザインの家


ウィーンの観光地の中でも、ひときわ目立つフンデルトヴァッサーハウス。

世界的な建築家フリーデンスライヒ・フンデルトヴァッサーが手掛けた公共住宅で

1986年に完成し、現在も住宅として使用されている。

見えてきた、見えてきた

なんだか、派手な柱が見えてきたよ↓


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うぉ~!なんじゃこの家はー!


P1150654.jpg


派手というか、なんというか

実にユニークな外壁。


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でも、派手なのは外壁だけじゃない。

家の中もこんな感じで、世界に二つとない造りになっているとか。

ここには子どものプレイルームもあって

現在でも入居希望者が殺到している。

住民が自室を改造することも認められていて

フンデルトヴァッサーは、家が絶えず変化し、成長していくことを願っていたという。

P1150669.jpg

家の前には噴水なんかもあるんだけど

その後ろに写ってる天井壁もなかなか変わってるね。

でも、フンデルトヴァッサーの建築が、同業者の中で必ずしも認められていたわけではない。

「悪趣味」として評価しない人もいたし

奇抜なのは事実だから、受け入れなかった人もいたのだと思う。

でも、彼は強い理念を抱いていた。

彼は自分の夢を「植物と共に生きる家を作ること」と語り

「植物と共に生きてこそ人間は、よりよい生活を送ることができる」と訴えた。

「家を建てると地面がなくなる。その代わりに屋上に地面を作り、植物を植える。これが重要」

との信念を貫き、本当に屋上に地面を作ってしまったのだ。

建物の至るところから木が生えているのがわかる↓

P1150673.jpg

建物の中も、こんな具合に植物だらけらしいのだ。

こんなに木が生えてたら、日当たり悪そう~なんて考えてしまったが

「植物と共に生きる…よりよい生活ができる」←これは共感。

緑の中にいると気分が悪いなんていう人はいないものね。



残念ながら、住宅の中には入れないのだが

フンデルトヴァッサーを肌で感じたい人には、良いものがある。

P1150665.jpg

フンデルトヴァッサー風に造られた、観光客向けのトイレだ。

こんなきれいなモニュメントもあって↓

P1150658.jpg

お金を払って通路を入っていくと、実に落ち着かないトイレがある

P1150666.jpg

P1150657.jpg

なんともまぁ、好みが分かれそうな感じがするが

大人気のトイレであることは間違いない。



とにかく独特なデザインの建物なのだが

実は、彼が手掛けた建築物が日本にもある。

関西の方はご存じかな?

602px-Maishima_waste_treatment_center_Osaka_JPN_002.jpg
(写真はWikiより)

大阪市のゴミ処理場だ。

ゴミ処理場というと、きれいなイメージがもてないが

彼はそのイメージを覆すような作品を作り上げた。

予約をすれば見学も出来るらしいので

ここでウィーンに行ったつもりになるのはいかが?

フンデルトヴァッサーハウス、なかなかおもしろい場所だった。


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伯林熊子

Author:伯林熊子
夫の熊坊(くまぼう)と築60年の家に暮らしています社宅★nekonosekai
日本にいた頃は忙しい日々だったけど、今では毎日ぬくぬく冬眠生活。ドイツのこと、日常のことなど、ベルリン生活の記録ですベルリン熊さん
たまに真面目、ほとんど毒どくろ

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