すごいデザインの家
ウィーンの観光地の中でも、ひときわ目立つフンデルトヴァッサーハウス。
世界的な建築家フリーデンスライヒ・フンデルトヴァッサーが手掛けた公共住宅で
1986年に完成し、現在も住宅として使用されている。
見えてきた、見えてきた
なんだか、派手な柱が見えてきたよ↓
うぉ~!なんじゃこの家はー!
派手というか、なんというか
実にユニークな外壁。
でも、派手なのは外壁だけじゃない。
家の中もこんな感じで、世界に二つとない造りになっているとか。
ここには子どものプレイルームもあって
現在でも入居希望者が殺到している。
住民が自室を改造することも認められていて
フンデルトヴァッサーは、家が絶えず変化し、成長していくことを願っていたという。
家の前には噴水なんかもあるんだけど
その後ろに写ってる天井壁もなかなか変わってるね。
でも、フンデルトヴァッサーの建築が、同業者の中で必ずしも認められていたわけではない。
「悪趣味」として評価しない人もいたし
奇抜なのは事実だから、受け入れなかった人もいたのだと思う。
でも、彼は強い理念を抱いていた。
彼は自分の夢を「植物と共に生きる家を作ること」と語り
「植物と共に生きてこそ人間は、よりよい生活を送ることができる」と訴えた。
「家を建てると地面がなくなる。その代わりに屋上に地面を作り、植物を植える。これが重要」
との信念を貫き、本当に屋上に地面を作ってしまったのだ。
建物の至るところから木が生えているのがわかる↓
建物の中も、こんな具合に植物だらけらしいのだ。
こんなに木が生えてたら、日当たり悪そう~なんて考えてしまったが
「植物と共に生きる…よりよい生活ができる」←これは共感。
緑の中にいると気分が悪いなんていう人はいないものね。
残念ながら、住宅の中には入れないのだが
フンデルトヴァッサーを肌で感じたい人には、良いものがある。
フンデルトヴァッサー風に造られた、観光客向けのトイレだ。
こんなきれいなモニュメントもあって↓
お金を払って通路を入っていくと、実に落ち着かないトイレがある
なんともまぁ、好みが分かれそうな感じがするが
大人気のトイレであることは間違いない。
とにかく独特なデザインの建物なのだが
実は、彼が手掛けた建築物が日本にもある。
関西の方はご存じかな?
(写真はWikiより)
大阪市のゴミ処理場だ。
ゴミ処理場というと、きれいなイメージがもてないが
彼はそのイメージを覆すような作品を作り上げた。
予約をすれば見学も出来るらしいので
ここでウィーンに行ったつもりになるのはいかが?
フンデルトヴァッサーハウス、なかなかおもしろい場所だった。
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